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僕らのどうしようもない日々をどうしてどうしようもないとわざわざ知らしめようとするの? 知的好奇心は、とにかく僕を悩ませる。 自分が望む理想ってなんだ。 なんだか、変にいろいろと考え込んでしまった。 久々にそんなちょっと考え事モードに入ってしま…
なんでだか、あまり期待せずに読み始めたのですが、まいった。 途中から加速度的に引き込まれていった。 文庫で500ページ近いボリュームなのに、一気に読んでしまった。 千織、真理子、など、キャラクターも非常に魅力的だった。 しかも純文学が好きだと思っ…
伊藤たかみはミカから読み始めたので、YAのイメージがとても強かったのだけれど、 この作品は、その匂いもあるのだけれど、違う方向で面白かった。 納得してしまう台詞がもりだくさん。
おわー、小川洋子節炸裂!といった感じで楽しかった。 この人は本当に変態ですね。とてもいい意味で言っています。 「お料理教室」と「バックストローク」が好き。 お料理教室の先生のような人は、本当は大半であって、 つまりはそっちが普通であって自分が…
なるほどと思うことも多かったし、 違和感を感じることも多かった。 なるほど、自分は25歳にしてようやく自分の考えというものの欠片を手にし始めているということか。 なんて思った。全て鵜呑みにするのは怖いことだ。
本当に分かりやすく簡単に読めてしまった。 そして、分かりやすく会計を知りたくなってしまった。 そうそう、自分に足りないのは、こういう持っておくべき知識だよなぁ。 新聞もとってないし。今年こそは新聞をとろうとおもっています。 ずっと仕入れ業務を…
本当は元旦に読み終わったんだけど。 やっぱり綿谷りささんはかなりさらっと読めてしまう。 そして、面白かったかどうかといわれると面白かったのですが、変態度が足りない。 明らかに変な人の話ではあるのだけれど、内に秘めたる強大な変態度が足りない。 …
前にシュガータイムの文庫を読んだ時に、解説でこの人はまだ自分の変態さを分かっていないといわれていたと思うのだけれど、この薬指の標本はその変態さがびしびし伝わってきた。弟子丸氏や、標本室の存在など、それだけ見ればとても受け入れがたいものをほ…
群像劇はワクワクはあるように思うけれど、普通の日常を描いているほうがより好きかなー。 なんて思うのだけれど、吉田修一さんのは群像劇とか別にして、人の感情の揺れ動きがすごくよく分かるから好き。
あぁ、とても面白かった。
死って怖いんですよ。 面白いとは思うんだけれど、なんか普通に怖かった。 て、大人が言うようなことじゃないかもしれませんが。。。 SEVEN ROOMSは読んでいて本当の本当に怖かった。 次はなにか普通の日常を普通に笑い飛ばしてくれる小説が読みたい。
とても軽快だった。すごくさらっと読んでしまった。 しかしもうちょっと悶々としてほしかったなー。個人的な好みとしては。 なんとなく読むのが恥ずかしかった蹴りたい背中も読んでみようかな。
レイモンドカーヴァーは、京都のワークショップのときに、角田さんが薦めていたから読んだ。 アメリカの人なのだけれど、日本人に近いような行間の雰囲気がある。みたいなことを角田さんが言っていた。確かに。 短編なのに、とてもしっかりと後味があるのが…
ブックオフで文庫を買ったけれど、それに見合うのがはまぞうになかった。 山田詠美さんの文章は、読んでいると自信をなくす。 肩肘はっちゃう。背伸びしちゃう。だから読んだ後少し疲れちゃう。けど読んじゃう。だからすごいんちゃう?
電話がなっているが好き。こわい。 やっぱり僕は、できる奴よりできない奴のほうが好きみたいだ。 悲しい最後を迎えるためのこころづもりなんて持ってない。
あ、俺、奈央ちゃん派。 広瀬は、真面目なのに、肩の力をうまく抜けるのがすごい。 中沢は、上手に暮らしているように見えて実は不器用というように見えながらやっぱりうまいことできて、強い。 なんだ、二人に嫉妬して、落ち込んでしまった。
大人だからといって見てみぬふりをしていることは、間違いなくあったりするから、大変だ。 海外の小説は、登場人物の名前とキャラクターを一致させるまで時間がかかってしまいます。 問題提起が多くて、とても教育的だなと思った。しかもどれも結構考え込ん…
雰囲気はセンセイの鞄のほうが好きだけど、全体としてはとても面白いと思った。 俺、もてないんだよなー。なんて。
関係ないだろ 関係ないけど、関係ないって言えないだろ 器として果たして十分なのか不安になることは、どうしてもある 軽快なんだけど、実際にそんな体験をしている人にとってはひどく生々しく痛い 噂に違わずおもしろかったです。 3だけ、ちっさい画像がな…
がおもしろかった。
最後のWaterが好き。 スポーツもの、とりわけ水泳のが好きなのはどういう訳だろうか。 森絵都さんのDIVE!もすごい好きだし。 やっぱり小学校の時にやっていたからかなー。 泳いでいる時って、苦しくてしょうがないけど、なんだかいろいろと実は考えていたり…
芥川賞につられて読みました。 どっちかっていうと、ミカ!のほうが好き。 どちらも読み終わった後気持ちよくなりましたが。 小学校の時の気持ちって、こんなだったかな。というか、こんな感じっていうアバウトなところがすごくわかりやすく伝わってきて、な…
森絵都さんの文章が恐ろしいまでに力強くなっていくのに、なんともいえない戸惑いと心地よさを感じる。 鐘の音がよかった。終わり方はそこまで好きな感じではなかったけれど、中盤、大きな力でぐいぐいと引き寄せられているように感じた。 そして、表紙のデ…
そうか、ことばというものに興味があったのか。 大学では障害児教育を専攻して、言語障害に興味があるとかいいながら、全く勉強らしい勉強はしていなかったけれど、やはりどこかに興味をそそられていたのだろうな。 言語学はとても面白そう。 つーか、哲学的…
なんかトンガリ'95みたいだ。 究極の焼酎、発見。の帯文にひかれたんだけど、普通に参考になるかどうかはわからなかった。 そもそもそんなおいしいお酒を買うことが出来る余裕があるかといえばないと思う。 美味しんぼおもしろいなー。栗田さんと結婚したの…
この人好きだ。 単行本の表紙はなんとなく買う気がおこらなかったけれど、文庫本のはなかなか。 逆らわず、けれど流されず、独特のスピードで進んでゆく。 僕ならば、いつまでもヒップを忘れられずにいるのかもしれない。
こんな本を読むほどに悩みこんでしまった。 後になってそんな後悔。
伊坂幸太郎って本当に面白いの?と思って読んだら、本当に面白かった。 老人夫婦がとても好きだ。 なんだか自分だけが特別なように思っていた(特別不幸だとかそういう感じ)けれど、 いやいや、あんただけが特別なんじゃないっすよ。と、遠まわしに指摘され…