2007-09-24から1日間の記事一覧

総括

絲山秋子さんは、やっぱり好き。気持ちよく読める。 伊坂幸太郎さんは間違いがない。 吉田修一さんは、やはりどこか青春のにおいを感じてしまう。だからまた読んでしまうだろう。 いい本ばかりでよかった。

7月24日通り / 吉田修一7月24日通り (新潮文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/05/29メディア: 文庫 クリック: 16回この商品を含むブログ (48件) を見る

なめてました、映画になってたから。 読み終わってとてもさわやかな気分です。 吉田修一さんの小説に出てくる女性は嘘がなくて魅力的でいい。

長崎乱楽坂 / 吉田修一長崎乱楽坂 (新潮文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (38件) を見る

長崎の侠家をとりまく話。 だから、読み始めたとき、あぁ、読むの疲れそうだなぁと思っていたけれど、 確かに始めのほうはなかなか読み進められなかったけれど、徐々に登場人物たちの人間味にひかれて、どっぷりみたいな。 なにげないひとことや、なんでもな…

グラスホッパー / 伊坂幸太郎グラスホッパー (角川文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2007/06/23メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 172回この商品を含むブログ (523件) を見る

まさに疾走感。 この人のラストスパートは本当にものすごいと思う。 ラストに近づいたら、読み終わるまで本を閉じられないと覚悟しないといけないと思います。

チルドレン / 伊坂幸太郎チルドレン (講談社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/15メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 68回この商品を含むブログ (451件) を見る

陣内のような人には、なりたくないし、あまり関わりたくないけど、なんかあこがれてしまう。 魅力。 中途半端な嘘が嫌い、子どもは。

重力ピエロ / 伊坂幸太郎重力ピエロ (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 204回この商品を含むブログ (829件) を見る

『連続放火、グラフィティアート、遺伝子のルールの奇妙なリンク』 そういった話であることは間違いないのに、 そんなミステリーとか、謎解きとかそういう要素と全く別のところで面白いからすごい。 ずっしりとくる一冊でした。

絲山秋子 / 海の仙人海の仙人 (新潮文庫)作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (166件) を見る

自分にはファンタジーが見えるような気がするのに、まだ見たことがないから、きっと見ることができないんだろうと思うととてもくやしい。 なんとも言えんです。かりんに対する無力感とか、なんかとても生々しく痛い。 それでも、読み終わったあと、読む前と…