空はそんなに黒くもなかった

感傷に浸っていたからそう見えたのかもしれない。
改めてみた空は、妙に白んでいるような、や、むしろ赤く光っているような煮え切らない黒だった。
しかし、住宅地にもかかわらず、家の周辺はかなり空が広く見えて、空の広さと雲の大きさに見とれてしまうこともしばしばある。